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キウイ 産地情報 社長日記

40年じゃきかん。

車でガタガタとまた上がっていくと、そこに道があったのだろう、という場所の手前に、キウイのハウスはあった。

より、うっそうと茂っていて、ハウスの中は、完全に斜面。
モノレールも通っている。
石がジャリジャリと混ざっていて、畑が崩れないように石垣も組まれている。

入口付近は、特に傾斜が強い。砂利もたくさん。

木も大きく、樹齢が、かなりあるのがすぐ推測できた。

苦労して登っていくと、その幹の太さにびっくりした。

「これはずいぶん樹齢がありますね。どのくらい?」

樹齢40年超のヘイワードの木。

「愛媛にキウイが導入された時からある木だから、樹齢40年じゃきかんくらい古い。」

もともとの生産者さんが90歳を迎え、金光さんが就農したときに譲り受けた畑。

「キウイで、何回も賞をとった方やねんで。」

ヘイワードはほかの品種に比べて豊産性。
レインボーレッドよりはたくさんなっているが、それでも剪定と摘果はきちんと行われているのが分かった。

「これも見事ですね。」

「見事やって。褒められとるよ、ほら。」

「いやあ~でもね、、、」と苦笑いする金光さん。

キウイの畑は少しご自宅からも離れている。
山の道もキウイ畑がある方以外は通らないので、維持がむつかしいらしい。
行政に訴えても、修繕はかなり後のほうになる。

台風などが来ると、土砂が崩れて、道がなくなる。
それでも、住宅地のほうが優先されるから、自分たちやるしかない。

もっと上部にキウイ畑があるらしいのだが、最近、手が入っている気配がないらしい。
金光さんの畑から向こうは、確かに、道があるような、ないような。
うっそうと藪が茂っている。

冬の人気商品なので、なんとか、なんとか維持してほしいところだ。

「明日あたりから収穫ですね!」
「そうなんよ、例年だと、このあたりで祭りがあって、その準備にも追われながらやるんやけど、今年は何の役にも付いていないから。」

久々に生産者さんと撮影していただいた。左:大森、右:金光さん

「じゃあ、10月末か11月頭から出荷ですね。」
「そうやね、11月頭がありがたいかな。」

「かしこまりました。じゃあ、レインボーレッドもヘイワードも期待していますので!」

「”今年”は大丈夫!」

あんなに美味しいのに、、、
少し気落ちしながら、次の目的地に向かった。