土日にお店に出勤したので、どこか平日でお休みを、と懇願し、お休みをいただいてしまった。
平日のお休みってなんだか贅沢だ。
「じゃあ、お弁当宜しく。」
新学期が始まったものの、授業が半日で終わるそうで、その後、学童に移動する。
ところが、学童ではまだお弁当の仕出しができないらしく、各家庭で用意しなければならない。
お弁当作りは嫌いではない。
長崎のヒノヒカリを研いで急いで炊飯。
静岡の鈴木さんのカラフルトマトをカットして、塩、酢、オリーブオイルで和えてサラダに。
しばらく前に石垣島で購入して冷凍してあった石垣牛のハンバーグを解凍後、大好きなガスオーブンで温め直して詰めた。
ごはんはのり弁。
そういえば、有明海は大丈夫かな、と頭によぎった。
先日の大雨で、工場の油が海に流れ出てしまっている。
地元では、撹拌して海の中で薄めようとしているそうだけれども。
炊き立てのごはんの上には妻が晩御飯に作ってあったにんじんとひき肉のそぼろをのせてみた。
時間もなく、空いたスペースには炒めたソーセージをぎゅっと入れて完成。
しばらく冷凍庫に入れて冷やしておいた後、長男に渡した。
大きなランドセルに、道具箱と弁当と水筒が入っていて、右手には図書の本7冊、左手には習字の用具箱。
可愛そうになるくらいの荷物…。
「気を付けてね。あと、学童からは15時に帰っておいで。」
「え、なんで?」
「良いから。」
「お休みなの?」
「え、なんで?」
「良いから。」
納得してなかったけれど、そのまま送りだした。