オクラが黒くなる現象に悩まされている。

鉄分が多いため、それが表面に出てくるのだが、オクラが黒くなる理由は主に二つ。

１．冷蔵障害
　アフリカ原産のオクラは、冷やしすぎると障害が出て、黒くなり、へこみというか、あばたのようになる。
　ただ、この時は、食味にはあまり影響がない。

２．スレ
　輸送中や店頭でもオクラ同士が擦れると、黒くなる。
　へこみはなく、細かいシミのように発生する。
　こちらはゆでたり、加熱するとほぼ消えるし、食味に影響もない。

最近の黒くなるオクラは、上記の二つのどれでもない。
へこみが出ていたので、１．の冷蔵障害かと思って常温に放置していたけれど、翌朝には黒くへこみが出ている。

夏のメイン野菜に位置づけていたので、少し厳しい。

雨が病気を運んだかもしれない。
少し渋いものもあり、スジっぽいものもある。

ということは冷蔵障害やスレではなく、木の老化の可能性が高い。
オクラはかなり大きくなる。
2m近くにもなるので、根からの距離が大きくなるにつれて、大人になり、子孫を残そうと種を作る方向に向く。
種子であるオクラがあまり食べられないように、と渋みも強くなる。

緑色を保つようなベクトルも薄くなっているのかもしれない。

生産者さんと連絡を取り、現在の畑をいったんあきらめ、次の畑のものが出始めるので、そちらに期待したい。