「いつも出てるんですか?」
「今回で5回目かな?最近はずっと出るようにしています。」
5回目の京橋マルシェ。
朝、保育園に息子3人を送っていった。
長男は、一人で学童へ。
三男も様子がおかしいが、四男は体温を測り、アウトとなった。
体温が38度を超えると、保育園では預かってくれない。
逆に言うと、そこまでは預かってくださるので、本当に助かっているのだが、ひとしきり考えた後、義母に助けを乞うた。
我が家から義母の家は車で1時間ほど。
マルシェは11時半からなので、ギリギリ間に合わないか。
主催者の方に連絡し、義母に四男を預けて、自宅を発った。
前日、通販スタッフさんと松屋銀座のスタッフさんが準備をしてくれている。
販売は一人で行うけれど、だいぶ助けてもらっている。
無駄にはできない。
なんとか、現場である東京スクエアガーデンに到着。
商品を並べた。
並べていると、忘れ物があることに気づく。
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真ん中がぽっかり空いてしまった。 |
しまったなあ、と気が気で無くなり、台車をしまおうとしたところで、展示ラックに少し当たり、みかんジュース1Lが落下。
木っ端みじんに割れてしまった。
こぼれたみかんジュースを拭いて、ガラスを拾っていると、
主催者の方も飛んできて、警備員さんも来て、ビルの清掃業者さんもいらして、、、
この、集中していない状況は、我ながらダメだと思った。
取り急ぎ、ビルで働いている方たちの昼休みが終わったな、と人の流れを見越して、忘れものを取りに行き、再び現場に舞い戻った。
忘れ物は20㎏くらいあったので、汗がほとばしった。
もう一つの忘れ物はコンビニで調達。
ようやく準備が整い、販売というか商品紹介に注力した。
「おいしい!」
「ていうかすごいね。」
「全部おいしい、すごい。」
「すっぱいけど、私は好き。」(グレープフルーツジュース)
「ラベルも素敵。」
試飲も試食も好評で、たまに販売にも結びつき、だんだんと調子が出てきた。
と思ったら、雨がぽつぽつ。
テントの屋根にパツンパツンと音が響き始めた。
地面がアスファルトのようなの感じなので、雨が降ると、すぐ水浸しになるらしく、運搬と台に使っている貴重な段ボールが水に濡れて使えなくなる、とのこと。
「自分は晴れ男だ!」と主張したかったけれど、最近そうでもないので、おとなしくアドバイスに従い、アーケードの、雨の当たらないほうへ移動した。
ほどなく、滝のような雨と小雨が繰り返しになり、時折、雷が鳴った。
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元”私が居た辺り”。 |
たちまち地面は水浸しになった。
「言うことを聞いて、本当に良かった。」と思った。
その間、2~3時間はとてつもなく暇になってしまい、目の前を通る方も、雨のさまを見て、買い物どころではなく、傘を持たず落胆していた。
19時ごろ、雨も落ち着き、会社帰りの方が増えたものの、そこで閉店時間。
すごすごと私も片付けに入った。
勝ち負けで言えば、負けた気分がしたけれど、りょくけんを知らない新しいお客様とたくさん話すこともできた。
今後も頑張っていきたい。