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世界には、色も形も大きさも様々なマンゴーが存在する。 |
インド北部が原産だといわれる熱帯フルーツ、マンゴー。
気温が合えば、おおよその土地でできるためか、世界中で作られていて、その品種は200種類以上あると言われている。
現代人の好みや更なる栽培のしやすさなどの品種改良の面では、アメリカ、台湾、タイが私は業界をリードしていると思う。
■果皮の色
日本ではもっぱら赤いマンゴーであるアーウィン種が作られている。
でも、世界を見渡せば他にも、黄色、緑、そしてその間の色合いのマンゴーが存在する。
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リペンス(アーウィンと同じ親から生まれた品種) |
・黄 …フィリピンのカラバオ(ペリカンマンゴーと呼ばれているほうが多いか)、タイのナムドクマイ、マハチャノ、チョークアナン、インドのアルフォンソ、ケサールなど。たぶん一番品種が多い。
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ヘイデン(フルーティで美味しい) |
・赤 …アーウィン、ヘイデン、ジル、グレン、ケント、ケイト、マンサニーヨ など
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キオサウェイ(シャキシャキした食感のタイマンゴー) |
・緑 …キーツ、キオサウェイ(タイ)、キンコウ(台湾)など
どれが美味しいか?と言われるとむつかしいけれど、黄色のマンゴーはほとんどすべて美味しい品種。
すこぶる甘い品種が多い。
甘さだけで言えば、タイマンゴー(ナムドクマイ、マハチャノ、チョークアナン)はどれも外れがないと思う。
赤いマンゴーは、未熟の時は緑でだんだんと黄色になり、日に当たる部分は赤く染まる。
緑の部分が無くなり、黄色に着色していれば、赤くなくても完熟。
宮崎の太陽のマンゴーは、玉回しも行って、まんべんなく日に当てて、全体に赤が回るようにしていて、美味しいし、とても美しいけれど、そうなっていなくても、緑が黄色みを帯びていれば、熟度もしっかりしていて、美味しい。
ただ、追熟タイプもあるので、注意したい。
味は、一番バラつきが多い気がする。
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パルマ― |
緑のマンゴーは、熟しても緑のまま。
とはいえ、本当に熟してくると、色が抜けて黄色っぽくなる。
すべてを知らないけれど、ほとんどが追熟タイプ。
分類がむつかしいのは、中間色みたいなものが存在すること。
エドワードなどは、黄色の地色に赤というかピンクがかるし、間違いなく緑タイプと思っていたキーツも、鍵山さんの畑では黄色に近い。
まあ、そのあたりが面白いところか。
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鍵山さんのキーツマンゴー |
■完熟タイプか追熟タイプか。
アーウィンが主流の日本では、なじみが薄いが、マンゴーにも、メロンのように追熟するタイプがある。
木に生っている時点での熟度ももちろん大事だが、収穫後、常温にしばらくおいて熟させてから食べごろを迎えるタイプがあるのだ。
キーツマンゴーはその典型。
常温に一週間以上置いて、鮮度の証であるブルームがとれ、香りが立ってきたら食べごろだ。
アーウィンは、完熟タイプなので、ネットをかけ、落果するのを待てば、すべからく食べごろなので、わかりやすい。
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完熟し、落果を待つアーウィン |
ここでひとつ。
日持ちが悪そうに見えるマンゴーだけれど、実はとても日持ちが良い。
少なくとも1週間以上は日持ちする。
完熟タイプのアーウィンでも大丈夫。
周りに黒い斑点が出て、かなりやわらかくなったとしても、中身は意外となんともない。
だから、ダメかな?と思っても、一回は包丁を入れることをお勧めする。
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黒い斑点が出ているけれど、バナナの斑点と同じシュガースポットと言っても良いかも。 |
■時期で、品種もいろいろ。
20品種以上を栽培している鍵山さん。
昨年、立派なガラスハウスを訪ねると、本当にワクワクした。
知らない品種ばかり。
事業に携わる方は、全員、女性という珍しい農場形態でもあった。
確かに、梱包だとかも、すごく丁寧で、荷姿もきれいだ。
7月上旬から始まった2~3品種から、8月が最盛期で10種類以上のマンゴーがお目見えする。
9月中旬くらいまで晩生品種があるので、マンゴー好きにはたまらない。
◎美味しく食べるコツは、追熟型か完熟型かを把握しておくこと。
これさえ間違えなければ、どのマンゴーも総じて甘くて、美味しい。
■マンゴー好きにはたまらない!? いろいろマンゴー 鹿児島県産 約500g(2~3品種) 5940円(税込)~
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