帰りの新幹線。
もちろん、新野の後にも2軒ほど農家さんを訪ねたので、ドタバタだった。
「疲れたなあ~。ちょっと死ぬかと思ったなあ。」
ふと、携帯電話に手をやるとメールが入っていた。
新野の農家さんからだった。
「せっかく来てもらったのにすみません。大森様の売値とコストが合いませんので、お取引は難しいです。」
要約するとそんな内容だった。
自分の中では合点の行く結論だった。
「仕方ないかな。」
農家さんの希望価格、かけているコストと、私の中で持っている相場価格とは開きがあったからだ。
「あれだけ手間暇をかけていれば、そうなると思います。今日は長時間ありがとうございました。くれぐれも体に気を付けて。」と返信した。
そして、手元にあった農家さんの10本のとうもろこしについては、、、
「売ってみても良いですか?」とメールし、快諾をいただいた。
夜10時半を過ぎていたけれど、東京駅からとことこと歩き、銀座店に納品。
翌日から銀座の、松屋百貨店で販売!
1本540円の白とうもろこしだ。
とにかく、甘い!
店頭で目にしたら、お見逃しなく!