りょくけん東京

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産地情報 社長日記

南信州、新野(にいの)。

朝5:53。
最寄りの駅を出発。
東京駅6:26発、新大阪行きのひかりに乗り換えた。

南信州のとうもろこしが、なぜ関東に入っていないかといえば、明確な答えが二つある。

一つは、大産地である千葉のとうもろこしが最盛期であること。
山地に比べ、関東平野は、効率よく栽培できるので、抜群に安価だ。

もう一つは中央アルプスのせい。
東京から南信州に行くには、中央アルプスを避け、上から行くか、下から行くしかない。
つまり、長野方面まで行ってから南に向かうか、名古屋方面に行ってから北上するか。
長野方面から入るには、新宿から飯田行の高速バスが出ている。
飯田は、南信州の中心的な存在と言ってよい。
ただ、一番早くに着くバスでも11時着だった。

私が選んだのは豊橋まで新幹線で行って、そこからレンタカーで北上する方法。
一日に、4本ある豊橋どまりのひかりを捕まえれば、90分で豊橋に着く。
7:58に、豊橋駅に着いた。

ただ、レンタカーの場所に迷ってしまった。

私は自他ともに認める方向音痴。

新幹線の出口からぱっと見えたトヨタレンタカーの看板に向かったところ、予約はとれていない、という。
豊橋駅には二つの店舗があり、新幹線口と、北口にある豊橋駅前店があったのだ。
電話予約したときには、まったく気づかなかった。
豊橋に限らず、時々起こることなので、きちんとチェックすべきだった。

で、ここからが方向音痴の本領発揮。
「駅の反対側にあるから歩いて行けますよ~」と案内された豊橋駅前店にたどり着かない。。。
結局30分以上歩いて、あきらめて、店舗に電話して、やっとたどり着いた。

情けない話だ。

気を取り直して、南信州へ出発。
飯田に向かう街道は、森に囲まれ、傍らを川が流れ、運転もしやすく、木漏れ日を浴びて、とても気持ちがよかった。
豊橋駅を出発して、ほぼ2時間。

最初の目的地である新野(にいの)に着いた。

道の駅 千石平 蔵(くら)

お城のような直売所のすぐ近くに、農家さんおご自宅があり、ほどなくして会うことができた。

「こんにちは!お忙しいところ、今日はありがとうございます!」
「大森さん?いやいや昨日はすみませんね。いや、これはまた、ずいぶん若い人なんだね。」
「いや、そんなに、、、」

なんて他愛のない話をしていたら、パトカーがやってきて、私の前に止まった。