出発して、首都高速の入り口に入るまでに、すぐ察したことがあった。
「遅い。」
観光バスなので、致し方ないが、巡航スピードが恐ろしく遅い。
信号も、きっちり黄色で止まる。
ようやく首都高速に入っても、時速60mで走行している。
法定速度、順守。
それにしても、、、と思ったけれど、我慢することにした。
「ん~なんかフライドポテトのにおいがする。」
「確かに。」
「あるよ~食べる?」
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後ろの座席を覗き込む悪い顔の三男。 |
通販スタッフさんがお子さんとご自身用に買ってあったファストフードのにおいに、意地汚くも三男が反応してしまった。
彼女も、3人の子持ち。
下の二人は、義母に預けて保育園に連れて行ってもらい、長女だけ連れてきたのだ。
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ついに手を出す三男。 |
「ぶどうジュースのにおいもする。」
「あるよ~飲む?」
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分けてもらってにっこりする三男。想定外だ。 |
通路を挟んで横の席に悠々と座っていた三男は後ろ向きに、後部座席をのぞき込んで、ぶどうジュースを分けてもらっている。
想定外だ。
私は次男と隣同士で座った。
すぐ後ろの座席には、娘さんを連れてきたFさんが二人で座っている。
娘さんが、ちょうどバケツを使って稲づくりをする学年だそうで、興味があった。
思い切って、担任の先生に話して、学校を休み、当時は参加に至った。
う~んやっぱり長男は連れ来たほうがよかっただろうか?
ふとそんな思いもよぎる。
というか、学校を休ませて来るほど価値のある経験をさせられるのか、そっちが不安になった。。。