遠い先だと思っていた”楽しみ”。
あっという間に日々が経ち、その当日になった。
つい数日前まで、交通手段を何にしようか迷っていたが、ろくに考える時間もなかった。
参加人数が10人までなら、私がレンタカーを借りて運転することができる。
11人以上になれば、私の普通免許では運転できなくなり、すなわち運転手付きのバスを借りることになる。
参加人数は、その11人。
当日、一人でもキャンセルがでれば、たちまちお金が無駄になる。
とはいえ、事前に見積もりや予約も必要だったので、バス会社に問い合わせ、見積もりをすでにもらっており、マイクロバスであれば56000円、サロン付きの小型バスであれば65000円とのことだった。
スタッフ間の団結を追求するのであれば、サロン型が良い。
後部座席が横になっており、中央にテーブルがあり、トランプなどのゲームが可能だ。
バスの事故が多くなったことで、運転手の法的な制限が強くなっており、人件費も高くなっている。
コストは、ほぼ時間給だそうで、出発地から目的地までの拘束時間によるらしい。
そのため、旅程を細かく聞かれ、現地出発の1時半だけは必ず守ってくれ、と念を押された。
とはいえ、そんな電話のやりとりも売り場で行っていたため、御担当の方には申し訳ないが、けっこう上の空だった。
そんな感じで、散々迷った挙句、バス会社から再三の催促もあり、マイクロバスを選択した。
ありがたいことに、妻が行きたい、とか娘さんが行きたい、といった声もあり、キャパがあったほうが良いと思った。
レンタカーであれば、22000円ということも知ってはいたけれど。