南津海(なつみ)という柑橘が登場した。
6月にもなると、黄色の皮の文旦類が多くなる。
手で皮が剥けて、内袋も抵抗なく食べられる、という柑橘類は、ハウスみかんの登場を待たなくてはならないのだが、この”南津海”は、手で皮も剥けて、じょうのうも薄いため、みかんと同じように食べることができる。
南津海が特異なのは、栽培も比較的、容易で、いわゆる”無農薬”でも栽培できるということ。
紅まどんな、甘平、せとかなど、最近はやりの高糖度オレンジみかんと違い、とても丈夫なのだ。
一つのキーワードには、古い品種である、と言うことが挙げられよう。
カラマンダリンという、数十年前に生まれたときには、その強烈な酸味ゆえ、見向きもされなかった品種と、吉浦ポンカンの掛け合わせだ。
山口県の民間の農家さんが改良したそうな。
少し外観は悪いが、味は良好。
糖度が高く、みかんとオレンジの間のような食感と風味で美味しい。
種は多少入るが、あまり気にならない。
まだ、お召し上がりでないのなら、ぜひとも一度は試してみてほしい。
■南津海(なつみ) 愛媛県産 1袋 864円(税込)~
https://www.shop-ryokuken.com/SHOP/40906.html