浜松に来ている。
元(株)りょくけんの先輩社員が48歳の若さで亡くなり、その葬儀に参列するためだ。
通販部の前任者で、私たちが独立し(株)りょくけん東京を立ち上げる際に、通販部を引き継いだから、先輩から仕事を奪ってしまった気持ちがある。
早朝、会社に出社して、発注を終わらせ、9時に会社を出て、赤羽駅まで出て、東京駅から新幹線に乗り、11時半には浜松駅に着いた。
有難いことに、浜松で働いていた時の元同僚が駅まで車で迎えに来てくれており、葬儀場まで送ってくださった。
こういう、わりと厳しいスケジューリングの時は、何かと、乗り遅れたり、寝坊したり、一つくらい失敗するのだが、今回は、故人のおぼしめしなのか、すべてがきっちりうまくいった。
故人は、まじめで、きっちりした方だったから、そのおかげかな、となんだか感じてしまう。
故人の希望で、当初は家族葬の予定だったので、参列者は少ないほうだったけれど、元上司も参列していて、ちょこんと隣に座らせてもらった。
焼香も済ませ、花を棺に手向ける。
こちらに向かう途中で、かつ丼を買っておいたので、一緒に入れた。
「大森くん~」と半ばあきれながら、私に言っているのを感じながら。
棺にふたをのせて、出棺。
上司たちと霊柩車を見送った。
心からの冥福を祈った。
元同僚たちと、お昼を食べた後、新幹線に再び乗って、会社に戻った。
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お昼は餃子を食べた。浜松に来た気がした。 |