東京商工会議所が配布している冊子。 |
りょくけん通販はどうだろう?
送料や箱代は軽減税率は適用されない。
10%の税率となる。
ところが、これが、箱代込みの価格にしたらどうなるだろうか。
経産省のほうで、事細かにQ&Aを設定している。
(日本で最も優秀な頭脳集団がこのQ&A作成に忙殺されていると考えるとやや残念な気もする。)
“一体資産”と言って、分別ができないものについては、食品が合理的に考えた価格で2/3以上であれば、8%となる。
送料込も同様で、食品の全体に占める割合が2/3以上と考えられるものは、税率は8%。
では、すべて、送料込にした方が、消費増税による買い控えを抑えられるのでは?
そういった戦略も可能だろう。
ただ、送料は、かなり地域差がある。
端的には、沖縄に15kgのものをクール便を使用して送ると、3600円の請求がかかる。
これは、もう難しい。
さんざん疑問だったことも解決した。
もし仮に送料込の戦略で税率8%にしたとしても、会社がヤマト運輸さんに支払い送料は税率10%で、これは逃れられない。
それでは、利益を2%も損するのでは?と思っていたが、そうではなかった。
消費税は、期末に年2度、まとめて納める。
その時に、いただいた消費税から支払った消費税を引いてから、お支払する。
だから、一時的に資金繰りを圧迫するが、会社に損とはならない。
このあたりの価格戦略は、とても重要そうである。