次は何に設備投資しよう?
手持ちのお金に余裕があるわけはない。
やっぱりそこは費用対効果が見込めるものにしたい。
でも、最終的には、結局、やってみないとわからない。
通販の出荷場や銀座店に厨房は寒さが厳しい。
携帯カイロなどで、急場をしのいでいるが、限界もある。
生鮮を扱うから、ヒーターを入れればよい、というものでもない。
通販の事務所はお湯が出なかったので、昨年、かなり苦労したけれど、電気温水器を設置した。
こういう改善は、売り上げには直結しないけれど、スタッフさんの満足度を上げて、離職率を下げる。
(―と信じている)
誰かがやめて、求人広告費をかけて採用し、教育も一から行うとすれば、かなりの負担だし、コストがかかるのだ。
厨房には、機械のカッターか、炊飯器か、フライヤーを入れたい。
手切りの野菜が多く、百戦錬磨の厨房スタッフであっても、かなり負荷がかかっている。
炊飯器は、お弁当の増産を考えるとき、不可欠だ。
お弁当の数は、必然的に、炊飯器で炊ける量に拠って来るからだ。
特別な注文や、恵方巻きなど、大量のご飯を炊くときは、スタッフさんが5時台から来て、お米を炊いている。
フライヤーは、料理の幅を広げる。
でも、これには賛否両論ある。
油で揚げていないから、今のヘルシー志向のお客様に支持をいただいている側面もあるからだ。
売り場のレジスターも交換の時期になっている。
渋谷にあったお店から当時、最新のものを移設したのだけれど、通常期間の保守も切れ、今年、10月に迎える軽減税率への対応もできない。
青果やデリカは消費税8%だけれど、送料や箱代は、10%。
品目ごとの税率の設定が、既存のシステムではできないのだ。
これは、通販の基幹システムも同様だ。
ただ、こちらは購入したばかりで、まだリースの支払いが残っている。
なんとか、プログラムの修正くらいで済ませたい…。
事務所の電話も、あわよくば一台増やしたい。
留守電機能がないから、休日や18時以降の閉店後のお客様を取り逃がしている。
もっと言えば、築40年以上たっている社屋のリフォームだってしたい。。。
でも、それにはやっぱり、稼がねばならない。
補助金や助成金を活用できるものもあるが、やっぱりお金が必要だ。
卵と鶏ではないが、売り上げが先か、投資が先か。
これは、永遠の課題だ。
ただ―。
なかなか悩ましいところではあるのだけれど、これがまた、悩んでいるときが、意外と楽しいのである。