りょくけん東京

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産地情報 社長日記

徳之島とサトウキビ。

カメラをぶら下げ、リュックを背負ってふらふらしている姿は、空港であってもそれなりに目立つ。

「大森さんですか?」と空港の入り口ですぐに声をかけられた。
「名古さん?」

電話ではしょっちゅうやりとりしていたが、顔を合わせるのは初めてである。

「初めまして!」

とお互いに挨拶。

「ずいぶん早くついてたんですね。」と名古さん。
「あ、そうです、けっこう早く着きました。」

名古さんの車に乗り込み、さっそく出発。

徳之島は、面積は240㎢、周囲の長さは80kmというから、仮にノンストップで時速80kmで走り抜ければ1時間で一周できるくらいの島である。
天城町(あまぎ)、伊仙町(いせん)、徳之島町(とくのしま)の3町から成り、商業の中心地は徳之島町に集中している。

空港があるのは天城町で、島の北西部に位置する。
そこから、畑が集中している伊仙町に向かう。

車中、徳之島の様々なことを伺った。

サトウキビ畑。ざわわざわわ~

「畑は色々なものが植わっているかと思ったんですが、ほとんど、サトウキビですね?」

車の中から見える風景のほとんどが、サトウキビ畑だった。

「そうですね。徳之島は、サトウキビが一番作られています。台風に強いので、一番リスクが少ないです。春植えと夏植えがあって、春は1年半でとれて、夏は2年かかって、品質は春植えの方が良くて…。」

サトウキビは品種も非常に多く、品質もかなり違う。
年に2回収穫するが、それぞれ品質も変わってくる。
かなりマニアックだ。

そして、砂糖に加工されていると思いきや、一番、徳之島のサトウキビを買っているのは、超大手旨味調味料メーカーA社なのだそう。

「えっと、ちょうどこの辺りだ。」

天城町と伊仙町に入るちょうど境。
ぐっと右に入る道に曲がり、奥へぐんぐんと車を進めた。