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ぽりぽり大豆?

大豆とは面白い作物である。

野菜の中では珍しく、たんぱく質に富み、”畑のお肉”などと呼ばれる。

日本人は、この大豆を活用して、実に変化に富むバラエティあふれる商品群を作り上げた。

調味料としては、醤(ひしお)、そして醤油。
油も搾油した。
粉にすれば、きな粉になり、つぶして豆乳やそれを固めて豆腐も編み出した。

お寺では、精進料理を食べるから、肉の代わりになるたんぱく質として大豆や豆腐を上手に使った。

そのため、門前町と呼ばれる、寺院の周りに発展した町では、大豆が発展した。

山梨の身延町もその一つである。
日蓮宗の総本山である久遠寺(くおんじ)があり、代々、細く長く作られてきた大豆がある。
身延町にあった旧 曙(あけぼの)地区で作られてきたので、”あけぼの大豆”と呼ぶ。

専門に作る農家は皆無。
兼業農家が、代々、種をつないできた、固定種だ。

この細々と作られてきた大豆を、きちんとまとめ上げて、経済栽培を行おうとしたのが、藤尾さん。
NPO法人を立ち上げ、バラバラで、小規模だった畑を基盤整備して、大きな区画にまとめた。

昨年が3年目。

様々な加工品も研究しており、そのひとつが、ぽりぽり大豆である。

一見、煎り大豆で、食味もよく似ているが、”ポン菓子の機械”で作ったものである。

ポン菓子の機械とは、加熱して圧力をかけたものを、急にふたを開けて解放した時の爆発で、膨らませるものである。
乾燥したあけぼの大豆を、このポン菓子の機械にかけたのだ。

そういえば、豆自体が破裂しているものも散見される。

風味は煎り大豆によく似ていて、香ばしく、噛むほどに甘い。
正直、なくなるまで食べ続けてしまうほど美味しい。

煎り大豆に比べると、少し柔らかいそうだが、あまりよくわからない。

節分も間もなく。
ご興味があれば、ぜひ。

■あけぼの大豆のぽりぽり大豆
https://www.shop-ryokuken.com/SHOP/32009.html