青島みかんと、早生みかん。
同じようでいて、けっこう違う。
当然、収穫できるタイミングが、早生の方が早く、晩生である青島みかんのほうが遅い。
青島は、収穫した当初は、酸味が強いので、貯蔵しておいて、酸味がある程度抜けるのを待つ。
果肉もとろーっとしてきて、美味しいみかんになる。
サイズも違う。
小粒が多い早生みかんの中心サイズは、文字通りMサイズが多い。
直径8㎝くらいのものが中心。
左:青島、右:早生種 |
青島は、2Lが中心。
直径12㎝くらいだ。
長きにわたって、りょくけんは、青島みかんを扱わなかった。
それは、じょうのうという、内袋のせい。
厚くて、口にどうしても内袋が残る。
水分調整をきちんと行っている早生みかんであれば、内袋はとても薄く、とろけるような食感になる。
左:青島、右:早生種 |
よく、内袋を残して食べる方がいるが、それは、もっぱら、この晩生みかんが主流だったころの名残だろう。
一見、そんなに外観は変わらないが、断面を見てみると、こんなにも違う。
果肉の詰まっているほうが早生種だ。
左:青島、右:早生種 |
とはいえ、早生種は、もう傷む時期に入ったので、シーズン終了。
ここからは、青島や、デコポンなど、多くの雑柑類の時期に入る。