大分空港から1時間40分。
熊本空港から1時間半。
りょくけんが選んだ水の採水地 竹田(たけた)は、そんな場所にある。
山々に囲まれた、盆地。
阿蘇山や九重連山、祖母山など、錚々たる山に囲まれていて、盆地と言っても、標高は高い。
いくつかの橋ができたおかげで、数年前に訪ねた時よりも、ずいぶんとアクセスが良くなった。
市内に入り、古びた狭いトンネルを抜けると、岡城跡がある。
滝廉太郎が、”荒城の月”のモデルにしたと言われている。
時折、雨が降り注ぐ日和だったので、城跡はどことなく悲しげだった。
さらに道を進める。
道を間違えて左に入ると、ものすごい建物に出くわした。
コンクリートの城。
表示をよく確かめていくと、市役所であることが分かった。
「なぜこんなデザインの建物を?」と首をかしげたが、急いでいたので、すぐにUターンして、元の道に戻った。
竹田市。
意外と広い。
ようやく、採水地のある入田(にゅうた)地区にたどり着いた。
竹田は、水の里だ。
大分には、湯布院も別府温泉もあるが、竹田にも優れた温泉が多い。
そして、湧水も多い。
市内には30か所以上の湧水群があり、その水質と湧出量がとても豊かなのだ。
いくつもある湧水群の中、りょくけんが選んだのが、河宇田湧水群。
抜群の湧出量を誇り、夏には、自然のプールやウォータースライダーまで登場する。