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カリフラワーのこと。

カリフラワーと一口で言っても、最近では品種も多い。
白の品種でいくつかあるが、オレンジや紫もある。

純白のカリフラワーは、なかなか栽培に気を使う野菜で、周りに生える茎や葉が、蕾の部分を包見込むように育つ。
これが、保護というか、光をさえぎって、軟白化したような状態になるのだ。

カリフラワー ちょっとめくってみる。

最近では、この軟白化を気にしなくて良いオレンジや紫色のカリフラワーも登場した。
オレンジ色はカロテン。
やや甘みが強く感じる。

紫色は、やや問題だ。

きれいなのだが、ゆでると、緑色になる。
ちょっとしたブロッコリーっぽくなる。
成分はアントシアニンなので水溶性。
水に溶けてしまう。

最近では、ゆでても、紫色が変わらない品種も出たが、まだ流通は限られている。

オレンジも紫もきれいなのだが、もっとも目立つのは、そう、ロマネスコだろう。

幾何学的な規則だったヤドカリのような形になる。
本当に美しく、なぜこのような形になるのか、自然の不思議さを感じずにいられない。

カリフラワーは総じて、味が良く、同じアブラナ科のキャベツやブロッコリーにも似て、ぎゅっと濃くしたような、それていて、ほくほくした食感があり、にんにくやアンチョビなど、味の強いものに良く合う。

ゆで方は一工夫必要で、沸騰したお湯に、小麦とレモン汁を加えるときれいに白く仕上がる。
レモン汁の代わりに酢でも良い。
要は、少し酸性にしておくほうが、色がきれいに出る。
熱湯で2分も加熱すれば、十分。

その後は、マヨネーズだけでも良いし、ぺペロンチーノにしても良い。
熱した油でにんにくと鷹の爪を炒め、子株に分けたカリフラワーを入れて、最後に火を止めて、塩で味を調整する。
さらに少し加熱して塩をなじませたら出来上がりだ。

ビタミンCも多く含み、体にも嬉しいので、ぜひ取り入れたい野菜だ。