「茨城35%、神奈川50%、それに対して、豊橋は前年90%。」
これだけ天候による被害が出ていて、他産地が前年を大きく下回ったのに対して、1割減で済んだ、とのこと。
―すごい。
素直にそう思った。
豊橋の冬瓜を日本一といってはばからない理由はいくつかある。
横浜の中華街で最も高い評価を受けている。
緑の皮が美しい。
美味しい。
白い。
アクが無い etc..
そして、やっぱり取り組み姿勢が違う。
片手間じゃないのだ。
冬瓜と言われて、野菜的には、どの位置にあるだろう?
おそらく大根やキャベツ、あるいはトマトなど、メインの位置に、冬瓜を持っている人は少ないだろう。
それは、農家も同じで、他の産地は、片手間なのだ。
「台風が来る、っていうんで、いろいろ準備して、対策を講じたからね。」
冬瓜の農家は、りょくけんの先輩にあたる。
職場にいるときから、いろいろと理論立てて、書類も、仕事も進める方だった。
「今年の天候不順や台風は、豊橋の産地としての評価を高める結果になったかな。」
今年に限って、計算していくと、関東に出回っている冬瓜の3割くらいが、先輩のものになるというからすごい。
ご縁で、その、日本一の冬瓜を販売させていただいている。
ありがたいことである。