「車でほんの15分行ったところですよ。」
電話の向こうで、山形の奥山さんが言った。
奥山さんはりょくけん生産部のご出身。
今は山形に戻って、米やもち、茶豆を作っている。
酒田市で豪雨と川の氾濫、浸水があったと聞いたので、そのことを聞いてみた。
「『降るって言うのに降らないな。』と思って家に帰ってニュースを見てびっくりしました。」
「奥山さんは無事ですか?」
「こっちはまったく降らなかったんです。だから茶豆も明日出荷するようになっています。」
良かった!と思う一方で、いたたまれない気持ちもあり…。
なんだか複雑である。
福島の伊達郡がルーツだという茶豆。
背丈が普通の枝豆の1/3ほどしかなく、小さく、収穫量が極めて少ない。
それでも、香りが素晴らしく、食欲をそそる。
”だだちゃまめ”というブランド名があるが、鶴岡市産のものに限られる。
奥山さんの畑も、鶴岡市なのだが、10年ほど前に合併して鶴岡になった。
今でも”藤島”という地域名を好んで使う。
”だだちゃまめ”という名前を使ってよいか、否かは、いまだグレーだそうな。
今日、無事に届いた。
今期の茶豆シーズン開幕である。
■茶豆 山形県産 648円(税込)
https://www.shop-ryokuken.com/SHOP/31933.html