りょくけん東京

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社長日記

不覚。

気になることがあって、最終の三田線で調べていた。

気づいたら、降りるべき駅を二駅過ぎていた。

戻る電車も無い。

ー不覚。

御成門駅。
まったくなじみが無い。
駅員さんに促されて出口に向かい、階段を登ると、煌々と光る東京タワーが見えた。

タクシーか。。。

昼間はめったに乗らないのに、深夜のタクシーは、こうやって良く使う羽目になる。
自宅まで少なく見積もって8000円。
痛い出費だ。

ただ、この辺りのホテルに泊まるよりは安いだろう。

「スリースターの付いているタクシーに乗ると良いよ。」
大学の同級生に教わったことがある。
タクシーの上部についている小さな”看板”に三ツ星が付いているほうが、良い運転手さんなのだとか。

以来、できるだけスリースターのレクサスのタクシーを捕まえるようにしている。
同じ料金だから、少しは得した気分になる。

が、私の前に止まってくれたのは、黒のトヨタ車。

あ、これ知っている。

トヨタが、東京オリンピックに向けて開発したタクシー専門車。
おそらく、ポルテかシエンタがベースで、少しイギリスのタクシーに似ている。

初めて乗るので、ま、これもよいか、と乗り込んだ。

普通のスイングドアだと思ってよけていたら、スライドドアだった。
後部座席が広く、ゆったりしている。
天井も高い。

東京オリンピックで、大柄の外国人も来るから、という配慮だと記事でも読んだ気がする。

レインボーブリッジはさすがに消灯していたが、そこから見る東京の夜景はやっぱりきれいで、少し前向きになれた。

自宅近くに着き、請求を見てびっくり。

9300円。

やっぱり不覚。