桃が美味しい。
例年通りといえば、例年通りなのだけれど、とっても美味しい。
台風や大雨がある一方で、今年は旱魃で、雨が少ない。
特に長野や山梨では、雨が少なく、その分、果実の糖度は上がりやすい。
木が水分が無くなると、子孫を残そうと果実に栄養を送るからだ。
もしくは、水分がない分、水っぽくならず、糖の割合が、相対的に多くなる、と考えても良い。
今のところ、今年の桃は、その傾向が顕著だ。
他の、一等地と呼ばれる扇状地では、雨が少ない分、肥大せず、小玉が多いと聞くが、扇状地ではない加納岩地区は、大玉も多い。
扇状地という土地条件に甘えず、剪定や品種の研究に努力してきた結果だろうか。
「大玉を作ることには、自信があるんだ。」
地元で、「剪定の先生」と呼ばれる小林さん。
何年もお会いしていない。
今年こそ。