「シワシワのパッションフルーツ美味しかったです！」

りょくけんで働くスタッフは、自店で買い物をしてくださる方が多い。

先日、パッションフルーツを購入したスタッフから、お褒めの言葉をいただいた。

「昨年よりも美味しい。」

写真も送ってくれて、拝見したところ、果実の入り方がとても充実していて、手前味噌だが、とても良いと思った。

表皮が濃い紫色のものの方が美味しそうに見えるが、実際はそうでもない。
市販のパッションフルーツ味のお菓子やアイスには、たくさんの砂糖が加えられていて、生のパッションフルーツとのギャップがある。
いかにも南国的な香りで、フレーバーがとても良いフルーツなのだが、酸味がとても強く、好きな人でないと、たちまち苦手意識を持つかもしれない。

加えて、カットしてみると、種がぎっしり入っていて、「どこを食べるの？」と思う人も少なくないだろう。

おおよそ、初心者というか、そのお味を知らない人は、買わないフルーツだ。

まず、食べごろがある。

硬い果皮が、本当にシワシワにベコベコになったくらいが食べごろ。
言い放ってしまえば、果皮に、カビが少し生えたくらいが良いかもしれない。
（季節柄、温度差や、湿度などで、果皮にカビが生えやすい）

半分にカットして、スプーンですくって食べる。
種もじゃりじゃり一緒に食べるのが現地流だ。
キウイの種のちょっと大きい感じと言えば、分かっていただけるだろうか。

種が苦手な方は、茶漉しなどで、種を漉し、果汁と果肉だけを食べる方法もある。
ここで、中の果肉がすかすかだと、やっぱりちょっと残念なのだが、今年の身の充実度は素晴らしい。

もうひとつ。

それが、中の白い薄皮と食べることだ。

みかんの白い筋のような薄く剥離した部分が硬い果皮と果肉の間にある。
ここからはがして、果肉と種を包むようにして、丸ごと食べるのだ。

私が思うに、これが一番美味しい。

言葉だとなかなか伝えづらい方法だが、、、

果皮と果肉の間にある白い部分で、少しはがれかかっているところがあれば、そこにスプーンを入れて、べろべろっとはがして食べる。

ここは、ぜひ実物を手にとっていただいて、試してほしいところだ。