送料は、大きな課題だ。
りょくけんは、通販を営む会社としては、致命的に、送料が高い。
東京都内であっても、最低で、税込680円もの送料がかかる。
4月~10月は、青果の品質確保のために、クール便で発送するので、さらに324円プラスされる。
つまり、1000円以上の配送料がかかってしまう。
ちなみに、会社が、ヤマト運輸に支払っている金額はそれ以上。
というのも、重量・サイズ別の運賃体系となっており、100サイズを越えると、クール代金は648円となる。
それだけで、お客様にご負担いただく金額の倍となる。
ちなみに、クール配送が認められているもっとも大きいサイズ=120サイズともなると、クール料金を除いても1200円以上お支払いしており、その赤字額は半端ない。
また、主力商品たる、ジュースも送料負担が、実は大きい。
重いからだ。
サイズが100サイズに収まったとしても、重量がオーバーし、ひとつ上の階級の配送料金を、運送業者には支払っている。
それでも、重く、大きいサイズほど、お買い上げ金額も大きい傾向にあるので、商品施策として、サイズ別の金額をいただくことなく、一律の金額の配送料にしている。
こうして、文字にして書いてみると、本当に大きな課題だと改めて認識する。
佐川や、ゆうパックに乗り換えれば良い、との声も聞こえてきそうだが、ヤマト運輸以外の大手二社は、もっと高い。
佐川は、もう宅配を受注する気がないのでは?と思えるほどの料金体系になっている。
解決できる手段はないものかと、考えているうちのひとつが、アマゾンの利用である。
アマゾンの倉庫に入れて、アマゾンのサイトで販売すると、実質的な弊社の送料負担は、同じか、安い。
倉庫代や手数料が請求されるので、コストは高くなり、ひとつひとつの利益は薄くなる。
だが、お客様の送料負担が0になる。
アマゾンだから、土日も含め、翌日には荷物が届く。
アマゾンプライムというやつだ。
この便利なサービスであれば、売り上げ数が上がるかもしれない。
ひとつひとつの利益は少ないかもしれないが、売り上げ数が上がれば、もしかしたら利益の総額は増えるかも。
お客様、アマゾン、りょくけん。
三者が得する、Win-Win-Winの関係になれるかも。
そんな淡い期待を抱いて、7月から2商品をアマゾンプライムにしてみた。
送料無料、即日配達である。
■高糖度トマトジュース(糖度8度) 30缶 10800円(税込)
が、今のところ、なしのつぶて、、、
世の中、そんなに甘くないか・・・!