浜松の手前の駅=掛川までの新幹線は6600円。
これを購入して、浜松までの差額を支払うか?
いやいや、きっと掛川で降りたことにされて、そこからの正規の新幹線代は1000円を越えるに違いない。
では浜松の次あたりの駅=豊橋までの新幹線を買うか?
7500円であるなら、正規の浜松までの7770円より安い。
いやでも。
しかし片道で1000円以上安いとなると、往復では2000円安く、13名もの大所帯であれば、26000円も差額がある。
これはどういうことだ!
頭が前向きに働かない。。。
ふっと自販機を背にして、外に出ると、もう一軒あるチケットショップにも、自販機が備え付けられていた。
お!
表に出ている自販機に、なぜ来たときには気づかなかったのだろう?
そんな自問自答をしながら、東京ー浜松間の新幹線の価格に目をやると、なんと、6600円!
売り切れの自販機よりも50円安い!
わざわざ歩いた甲斐があった。
喜び勇んで、往復二枚分の購入を試みる。
うむ、二枚を一度には買えないのか。
仕方ない、一枚ずつ購入しよう。
東京ー浜松間の新幹線(自由席)のボタンを押す。
ポカン。
切符の入った小さな箱が出てきた。
チャカン チャカン チャカン チャカン。
続いて乾いた金属音が4回なった。
10000円札を入れたので、小銭のお釣りが100円×4枚、まず返ってきた。
さてと、お札は?
3000円返ってくるはず。
ー返ってこない。
おつりのつまみを回しても、返ってこない。
またか!
頭に、つい先日、ネット販売でだまされたことがよぎる。
レシートが出ていることに気づいた。
領収証かな?と思って手に取ると、、、
「自販機の故障です。3000円。以下の電話番号に電話してください。」
金種の一覧とともに、なにやら不可解な文言が書いてある。
またやってしまったかな?
ともあれ、この時間では、電話をかけても、もう、出ないだろうな。
半ばあきらめながらも電話すると、いわずもがな、応答がなかった。
ただ、”今回”は、電話音があった。
”大黒屋チケットショップ”
聞いたことのある屋号だし、東京駅の目の前だし、電話音は鳴るし。
自販機の周りにたくさん掲示してある”SECOM”の文字から察するに、高額の自販機だから、盗難対象になりやすいのかもしれない。
被害のリスクをヘッジするために、つり銭として自販機に入れている金銭を最小限にしているのではなかろうか。
今回は。
今回は大丈夫だろう、、、そう思うことにした。
しかし、7770円が6600円か。。。
おそらくは回数券の価格が7000円くらいだから、そこから1割引きで業者が買い上げるのだろう。
6300円くらい。
そこに数百円を利益として上乗せしたお値段が、6600円とか6650円なのかな。
いろいろと勉強になった。
明日、また電話することとしよう。