りょくけん東京

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プリンスメロン。

「きょうのデザートはなに?」と次男が聞くので、「メロンだよ。」というと

「やったーメロン!」と回答があった。

「こないだはスイカだったね。メロンとスイカは似てるね。」というので、
「同じ仲間だからね。ウリの仲間だよ。きゅうりと同じ仲間なんだよ。」と言うと
「え~。きゅうりとナカマなんだ。」と感心したように言う。
「ライオンとトラとヒョウとチーターはネコとナカマだもんね。」

「そうそう、それと一緒。」

というわけで、会社で買ったプリンスメロンを食べた。

プリンスメロンは”雑メロン”のパイオニア的なメロン。
マクワウリとメロンのかけあわせで、それまで高級品だったメロンを一気に大衆化させることに成功したメロンだ。

最近では、”雑メロン”なんていう表現が失礼なほど、品種の多様化と高品質化が進んだ雑メロン界。

パイオニアだったプリンスメロンは、あまり世間では見られなくなった。

何年か前、小玉傾向で、本当に小さい、ソフトボール大の大きさしか、入荷しないときがあり、どうもそのときのイメージが強くついてしまった。
甘くて美味しいのだが、古い品種だからか、種の部分が大きく、果肉が薄かった。

少しオレンジ色を帯びた果肉で、きちんと熟させると、ジューシーで甘さをしっかり感じる。

「懐かしいわね。」と店頭で手に取られる方も多い。

夕食は、ぶりの照り焼きに、キャロットラペ、切り干し大根ときゅうりの和え物に、玄米白米、パールオニオン。
全部食べ終わった後、息子たちもプリンスメロンに舌鼓。

「おいしい~」と喜んで食べ、包丁で食べやすいようにカットしておいたが、皮の際までかじりついて食べていく。

少し熟度が進みすぎているようにも私は感じたが、心配された果肉の薄さは感じられず、十分に食べる部分があったので安心した。

今年のは、ハンドボールくらいの大きさ。
これくらいあると、家族5人(我が家は、実際6名だが)でも、満足できるボリュームだった。

プリンスメロンが終わると、同じ長崎から、アムスメロン、タカミメロン、6月末には、私が一押しする秋田のサンデーレッド、秋田美人、そして北海道の札幌レッドと続く。

メロンシーズン開幕である。