牛乳やチーズと聞いて、広島?とハテナがつく方も多いはずだ。
広島に限らず、強い大名がいた地方は、殖産興業で、モンロー主義が可能なほど産業と農業がそろっている。
食べ物も仕事もある。
広島は毛利家があり、それより前には平家がその繁栄の地盤を築いている。
マツダに代表されるような工業があって、全国的な知名度は少ないかもしれないが(特に関東では)、農業も盛んで、米や野菜もあるし、柑橘は言わずもがな、ぶどうやりんごも作っている。
北部の県境には中国山地が走り、標高の高い場所もあり、十分に冷える地域があるのだ。
明治政府が、日本でも酪農を、と乳牛を最初に導入したのは、広島の同地域で、ある程度大きくなった乳牛を北海道に送り込んだ。
いわば近代酪農の礎が、広島県の北部にはあるわけだ。
それを復興しようと取り組んでいるのが、農吉さん。
やわらかめの食感で、水分の多い、ミルク感たっぷりのモッツァレッラチーズ。
賞味期限は一週間ほどしかないが、そのフレッシュ感も魅力だ。
いろいろ考えた結果、このチーズをりょくけんのファーストトマトと一緒にして、代表商品である「カプレーゼ」を作ろうと思う。
まずはお試しで二週間。
4月24日までの期間限定で、塩味の違いや食感などの違いがどうお客様に受け取られるのか。
しっかり見極めたい。
―と思ったら、初日は間に合わず、、、
農吉さんの手違いで、発送されていなかった。
すぐ手に入る(北海道のアンテナショップで販売している)、北海道の低水分のモッツァレッラを購入し、投入した。
こちらは15時には完売。
午後には届いた農吉さんのモッツァレッラでつくったお代わりで品出し。
さて、評判はいかに!?
ふわっとした感じの農吉さんのモッツァレッラと、今が旬のファーストトマト。 |