まず、食感が違う。
しこしこしていて、なんというか、硬い。
これはこれで美味しいが、ミルクの甘味とか、ミルク感とか、味云々に行く前に、食感が大きく違った。
よくよく調べてみると、これは、水分量だった。
モッツァレッラ(低水分)とある。
ミルクをより凝縮させてミルク味が強い、と解説にはあったが、どうも賞味期限の問題のような気がする。
他の地域のモッツァレッラが1週間とか10日間くらいなのに対して、3週間もあった。
北海道内は、人口が少ない。
商売を成り立たせようとすれば、道外への販売をきちんと行う必要がある。
フレッシュなチーズとはいえ、一週間くらいの賞味期限では、消化しきれない。
10日間くらいの賞味期限のものを取り寄せたところ、やわらかな、あ、これこれ、という食感のものが届いた。
そしてもうひとつ気になったこと。
それは、塩味。
輸入もののほうが、圧倒的に塩味が強い。
輸入物のほうが塩が強くて、国産のほうが塩味が薄い。
一見、「そんなもんだろう。」と思ったが、やっぱり腑に落ちない。
だって、日本のチーズ職人さんたちは、本場であるヨーロッパで学び、技術を体得してきた方たちばかりである。
本場で習ってきたことを、わざわざ変えるだろうか。
そんな話を売場でしていたら、店長が調べてきてくれた。
店の隣の隣がチーズ専門店なので、そこでヒアリングをしてくれたのだ。