「明日の大荒れの天気次第ですね。」
「へ?明日、天気悪いんですか?」
「え~そんなこと言われたら、農家泣きますよ。。。テレビで散々やってます。」
あ、しまった。
最近、テレビも見てない。
ニュースも。
情報をとりにいける時代だが、ちょっと怠っていた。
青果に携わる人間として、天候は重要である。
そこに興味を持っていないとすれば、農家さんとは付き合えない。
関東にいたとしても、方々の天気を把握している必要がある。
しかし、自然のことで仕方ないといえばそれまでだが、今日の暖かさは危ない。
浜松の、別の農家さんに言わせると、最低気温があがっているので、生長が進み、これから作物は順調だという。
だが、総じて、冷え込みは厳しかったから、寒さにあたって、生長せず、ぎゅっと締まっていた露地野菜たちは、今日の雨で、水分が入り、そしてこの暖かさで急激に生長し、外皮が追いつかず、はぜる。
A品だったものが、たちまち外品になってしまう。
全国的に旱魃(かんばつ)気味で、雨が足りなかったので、恵みの雨になるはずだったが、どう展開していくのか注視しなくては。