今日は、日本仕事百貨さんの取材があるので、一応スーツを着てお店にいくことにした。
保育園へ行く準備を済ませた次男が、そんな私を見て
「とーちゃん、しゃちょうみたい。」
と言う。
なんだかとてもかわいくて、笑顔になった。
遅番で12時半から店頭に立つ。
その前の10時から、松屋銀座の裏にあるスターバックスで、取材を受けることになった。
日本仕事百貨さんは、求人サイト。
その会社の雰囲気や、考え、成り立ちを、掲載し、最後に少しだけ求人欄が載る。
会社に共鳴した方から募集があり、かなり密度の濃い面接になる。
昨年も、掲載していただいて、かなり反響があり、11人の応募で、4名採用できた。
今回、先方から指示があったのは、私だけでなく、他のメンバーも同席してほしい、ということだった。
まずは、店長。
その後、私と店長が順番に店に戻り、長らく銀座店を支えてくれる男性スタッフ2名にインタビューしてもらった。
非常に内容の濃い3時間だったはず。
なんと言って、なんと答えたのか、とても気になるところ!
売り上げは、商品と人の、両方がそろって、あがるもの。
私はそう思っている。
だが、会社の経営がピンチのときは、そうもいかない。
人を雇えば、当然、固定費となり、毎月の収支に影響が出る。
たとえば、売り上げが3万円で、人件費が1万円、原価が1万円だったとしよう。
現実にはこのほかにも経費がかかるが、粗利益は、3万円-1万円-1万円=1万円である。
新たに人を採用し、2万円プラスになったとする。
売り上げが倍あるいは3倍になれば、良いが、仮に売り上げが上がらなかった場合、3万-(1万円+2万円)-1万円=マイナス1万円であっという間に赤字になる。
資金力が無いときに、これはできない。
でもこのまま販売スタッフがカツカツだと、あがる売り上げも上がらないのでは、と最近思うのである。
売り上げが上がって忙しくなってから、人を採用するつもりだったが、それでは、どうも、遅い。
先に人を採用して、売り上げを上げていこうと最近思うようになった。
4月には、初めての新卒の方も入社する。
20歳代の人は、きわめて少ないので、同世代の仲間ができると良いな、と勝手に期待している。
卵が先か、鶏が先か。
人が先か、売り上げが先か。
客商売の永遠の課題にも思えるが、チャレンジしてみようと思う。
少なくとも、「今は人手が無くてできない」ということができる可能性が広がる、ハズ。