ハラールとか、ハーラルとか日本語では表記される。
簡単に言えば、イスラムの戒律にのっとった食べ物のルールのことだ。
よく知られているところでは、豚肉は汚れているとされて、イスラム教の方は口にしない。
アルコールも禁じられているので、料理酒やみりん、あるいは醤油も加工工程でアルコールが添加されているものが多いので、イスラムの方は食べられない。
日本では、ハラールに準拠した店は非常に少なく、2020年の東京オリンピックに向けて、整備することが急務といわれていて、東京都もけっこう力を入れている。
昨日は、そのハラール普及協会の協会長さんがお店にいらっしゃり、いろいろと取材していかれた。
「いける。いけるね。ぜんぜんいけるよ。」
りょくけんのデリカには、動物性の使用が少ない。
動物性のものは、卵、チーズ、アンチョビに限られる。
「外国の人は日本語が読めないから、マークとかつけてあげるとよいんだよ。豚の顔に×みたいなさ。」
などなど多くのアドバイスをいただいた。
「日本はベジタリアンのお店も少ないから、彼ら(=ベジタリアン)は食べるものにすごくこまっているんだ。こんな銀座みたいな観光地にりょくけんさんみたいなお店がある、って分かったら、絶対喜ぶよ。」
りょくけんは、特段、ベジタリアンや菜食主義を掲げていはいない。
無添加、手作り、美味しい の三つがコンセプトで、もともとが野菜屋だから、野菜が主役のお惣菜を作ろうとしただけ。
「なるほどね。じゃあ、そういうアピールもまったくしてこなかったんだ~。」
「チャンスロスですかね。」
「チャンスロスだよ~」
これは確かに機会点かもしれない。
今回の店頭の取材は、松屋さんが受けているものだけれど、もう少し、打ち出しを気をつけよう、と思った。