恵方巻をいろいろ食べ比べてみた。
食べている間、どうしても一括表示=原材料表示などを呼んでいる。
受験勉強のときの癖が抜けず、何かしているときに目が空いていれば、必ずと言って良いほど、何か、読んでしまうのだ。
目に付くのは、添加物。
ソルビン酸カリウム、着色料(赤色102号)、加工デンプン、増粘多糖類、挙句、サッカリンナトリウムまであった。
ソルビン酸カリウムは保存料。
体によいものではない。
赤色102号は発がん性が疑われている。
言葉の持つイメージからか、最近では「合成着色料」とは言わないらしい。
サッカリンナトリウムは、私が子供のころは、発がん性がある、として使用禁止になっていた添加物だ。
ここのところ、添加物で目立つのは、「加工デンプン」。
”もちもち”
”サクサク”
といった食感を強調するものには、必ずと言って良いほど、添加されている。
デンプンなんだからよいではないか、と思う方もいるだろう。
だが、以下の名前を見たら、どう思うだろう。
・ アセチル化アジピン酸架橋デンプン
・ アセチル化リン酸化架橋デンプン
・ アセチル化酸化デンプン
・ オクテニルコハク酸デンプンナトリウム
・ 酢酸デンプン
・ 酸化デンプン
・ ヒドロキシプロピルデンプン
・ ヒドロキシプロピルリン酸架橋デンプン
・ リン酸モノエステル化リン酸架橋デンプン
・ リン酸化デンプン
・ リン酸架橋デンプン
おおよそ、食品とは思えないはずだ。
もともと、工業用に使われていたデンプンの化合物で、不安定なデンプンの性質を、たとえば冷凍した後でも保持したり、時間がたってもデンプンらしさが保たれるなどの特徴があり、食品に応用されるようになった。
長らく使われてきたものだが、「デンプン」と表記されるだけだったようである。
現在、特筆するような害は見当たらないようだが、いかんせん使われすぎではなかろうか・・・。
家庭で、手作りをするときには、添加物を加えることは無い。
量が少ないのと、手で作るからだ。
大量生産するときに、どうやって作っても、品質を安定させるため、あるいは、作りやすくするため、添加物は使用される。
簡単に言えば、パン生地をこねるのも、手ではなく、機械で行うとすると、均一に練り上げるのは難しい。
そこで、こねやすく均一に混ざりやすくするために、乳化剤などの添加物が使用されるのである。
りょくけんのお惣菜には、一切、調味料も含めて、食品添加物は使用しない。
中食、外食産業において、これは実はとっても貴重であることはあまり認識されていないような気がする。