「干し芋には大きく分けて粘質のものと粉質のものがあって、色もそれぞれあって…」
しゃべり始めたら止まらない。
(株)りょくけんの創業者である永田次郎さんのことだ。
引退後も、そのエネルギーは尽きない。
浜松のご自宅の近くで、畑をやっている。
亡くなったお父様の永田 照喜治さんの意志を継ぐかのように、農業に精を出している。
このほど、その柱となるアイテムを聞いた。
―干し芋だ。
静岡は、干し芋の産地でもある。
オレンジ色の果肉の「にんじん芋」というサツマイモを蒸してから干す。
全国一は、茨城である。
その先進性の足元にも及ばない、と本人は言うが、とても研究熱心で、短期間でかなり事業化を進めたようだ。
「12種類の干し芋を作るぞ。」と聞いたときには、さすがに、「え?」と思った。