りょくけん東京

りょくけんだより
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コラム 小噺 社長日記

公私混同3。~やばい!~

息子たちは、日の出とともに起きる。
逆に言うと、曇っていたり雨が降っていたりする暗い日は、起きない。

出発当日。
5時に起きて5時半に出発の予定だった。

あいにくの曇り模様で、雨も降っていた、―ようだ。

責任感の強い長男は、妻の目覚ましで、すくっと起きだした。
体が小さいからなのか、起動の早い三男もすくっと起きた。

が、肝心の私が起きれない。

「げ、やばい!5時半じゃん。」と思ってはいるが起きれない。

「とーちゃん、起きて!」と長男と三男。

力を振り絞って起きる。

次男が起きない。

妻はおにぎりを作り始めた。

あ、いや、5時半に出たいのだが…。

なんとかおむつを替えて、着替えて、準備した。

「長袖やだ~」と次男が泣く…。

強制的に抱え上げて、車に押し込んだが、「や~だ~」と泣きながら飛び降りてしまう。

こんな時は…。

なんとかしてまた車に乗せる。

5時53分に何とか車を出発。

どこかさみしそうに妻が手を振って送り出してくれた。
「いってらっしゃ~い」
「かーちゃん、いってきまーす」と3人が手を振る。
次男も正気に戻ったようだ。

ナビは、6時22分到着と予測した。

6時50分発のスカイマーク。
30分前に搭乗手続き、15分前に搭乗口で待機、が国内線の鉄則である。

50分引く30分は、20分。
二分ほどビハインド…。

「ダメかも」

雨が降りしきる357をかっとばし、高速道路を注意しながら進む。

空港が見えてきて、高速を降りる。

ここからがややこしい。
羽田空港直結の駐車場にはP1~P4までがあり、P1とP2が出発の第一ターミナル側だ。

「P1の駐車場に止める!看板探して!」

助手席に座り、目が良い長男は、きちんと探してくれる。

「P1、P1~!どこだ~?ちなみに、P1って桃みたいだね。」というと、長男が笑ってくれた。

P1の駐車場はわかりづらく、そして最も遠い場所だった。

すでに4階は満車。
おそらく、4階が、空港との直結の通路があるのだろう、と察した。

それならば、3階に、と愛車を駐車。
息子3人のリュックを背負わせ、走った。

6時20分だった。

案の定、連絡通路のあった4階までエレベーターで上がり、空港側に着くとJALの九州側あきらかに南方面へのフライトばかりが掲示板に表示されている。

あれ?
まさかのターミナル間違い???
第二ターミナルとすれば、いよいよ間に合わん!

「警備員さんに聞いたら?」と長男が言うので、素直に聞きに行った。

「ここは南ウィングなので、北海道行は北ウィング、あの向こう側です。」

良かった!ターミナルは合っていた。
が、でも、やっぱり遠い!
200mくらい走った。

北側に行くフライトのJAL便がまずあるが、スカイマークは見当たらない。。。。
と思ったら、さらに奥にあった。

LCCは、遠いなあ~。

長男は、名古屋で新幹線を置いてけぼりにされた記憶があるのか、私の「間に合わない!」という切迫感が伝わっているのか、弟二人を連れてよくついてきてくれた。
最終的には、三男を抱っこしてきてくれた。

「お急ぎいただいてありがとうございます。」

搭乗手続きの自動カウンターにようやくついたところで、手続きが25分前までであることを聞いた。
ちょうど、その25分前。

本当にギリギリだった。
クレジットカードを自動チェックインの機械に入れて、手続きが終了。

ほっとした。