テレビ放映とは難しいものである。
「二日連続テレビ登場!」には間違いなかったが、少々複雑なものになった。
まず一日目。
テレビ東京さんの「リトルトーキョーライフ」。
後半の後半、りょくけんが提供したカットフルーツ「柿」が登場した。
岐阜の、小倉さんが、大きな鉢で、根域制限をして栽培する「早秋」という柿。
直径30㎝くらいの大鉢で作るので、余分な水分が入らず、糖度が上がりやすい。
肥料効率もよく、1/10くらいに抑えられる。
雨が入らないように、梅雨からは、ビニールの屋根で、広い園地を覆う。
風であおられてキズが付かないように、園地の周りには、青いネットで囲まれている。
早秋は、新しい品種で、色づきが非常によく、オレンジ色が濃くて、糖度も高い。
豆柿に続くりょくけんの柿のトップバッターだ。
しかも、小倉さん、由緒正しい柿農家で、全世界で栽培されている「富有柿」の原木を所有、管理する家柄。
サラリーマンである程度の地位になったをやめて、就農しているので、いろいろなことに研究熱心で、洗練もされている。
番組の構図は、ジャニーズ事務所の若手の方々が、百貨店のプロにとことん質問する、という内容で、内部にいる人間としてはとっても面白かった。
登場したのは、松屋銀座と大丸東京のバイヤー。
いろいろな質問がされる中、りょくけんが登場したのは、「お互い、うらやましいと思っているテナントは?」という質問。
大丸さんのバイヤーが回答したのが、りょくけんが所属する「グルマルシェ」だった。
ヨーロッパのマルシェをイメージしたコーナーで、12年前にオープンした松屋銀座地下1階のコーナーである。
オリーブあり、オリーブオイルあり、チーズあり、生ハムあり、ワインあり。
りょくけんはそこで、青果と野菜惣菜を提供する。
嘘か本当かは、定かでないが、都内のライバル百貨店のバイヤーさんがうらやましい、と思っている、というのは誇らしいことだ。
主に紹介されたのが、りょくけんの目の前にある「シャルキュトリー コダマ」の生ハム。
純イベリコ豚の生ハムで、100gあたり5000円の代物。
純イベリコ豚の生ハムが日本に輸入されているというのは本当にすごいこと。
―が。
りょくけんとしては、いささか悔しい結果になった。
そう、そのハムにまかれていたのが、りょくけんが提供したカットフルーツ、早秋柿だった…。
テロップくらいは…、とか、「生ハムも美味しいけれど、柿もうめ~」とか言ってくれないかな、と期待をしたが、次々とヘイセイジャンプのメンバーが食べるも、全員がスルー!
結果。
りょくけんの「りょ」の字も出ず、お店の店構えが1秒くらい出たが、りょくけんとしては、かなり厳しい内容だった。
残念!