りょくけん東京

りょくけんだより
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社長日記

「ご自宅用ですか?」

大学生の時、隣の銀座三越でアルバイトをしていたことがある。
”隣”というのは、りょくけんが入る松屋銀座の文字通り隣の百貨店だからである。
食品売場の、干物屋と粕漬屋で働いていた。

部活動の先輩から代々引き継がれたアルバイトで、私もよく分からないまま、働き始めたのを覚えている。

考えてみると、それもご縁だったのかもしれない。
こうして私は接客業に携わっている。

その際、特に粕漬屋さんは、ギフト需要が強く、「ご自宅用ですか?ご進物用ですか?」とよくお客様に伺ったものである。

松屋にりょくけんを出店して12年。

最近では、ジュースを手に取ってレジに並ぶお客様に

「ご自宅用ですか?」と誰ともなく全スタッフさんがお伺いするようになっていることに気づいた。

百貨店に入っているのだから、当たり前だと思う方もいらっしゃるかもしれないが、りょくけんの販売する野菜やくだもの、デリカは、自家需要が多く、これまで、そんな風に聞くことは慣習としてなかった。

それがここにきて、ジュースについては、ギフト=第三者へのお贈りがめっぽう多くなっている。

経営者として、これは一昨年から意識してきたことなので、好ましい傾向にある。
ジュースのラベルを変更し、ラインナップを増やし、箱もオリジナルで作成した。

以前、ある百貨店のバイヤーから盛んに言われたことがある。

◎デイリーからギフトへ。

本当のお客様は、日常使い=デイリーに使っているもの、食べているものを、第三者へ贈る。
そうやって第三者もお客様につながって、ファンが増えていくものだ、と。

思うような流れになっているのかな。