りょくけん東京

りょくけんだより
りょくけんだより~ BLOG ~

小噺 社長日記

あるお迎え当番の日2

あれ、今日じゃなかったかな?
素泊まりで良い、とか言ってたかな? ―息子たちはうるさいからなあ。。。
せっかく6尾買ったんだがなあ…。

家に入ると、ランドセルを放り出す長男。

「明日の用意しちゃいなさい。」

「え~」と嫌がる。

「”ダーウィンが来た!?”見てても良い?」

長男を筆頭に、息子たちは教育テレビが好きである。
特に最近、虫や爬虫類好きの長男は、”ダーウィンが来た!?”が好きである。

調理には30分~1時間はかかってしまうので、その間、おとなしくしていてほしい。

「明日の用意が終わったら、良いよ。」

小麦粉と片栗粉を混ぜて、購入した銀鮭にまぶしておく。
ゆでておいた「縞インゲン」を小さく刻む。
野菜定期便で届いてたカラフルじゃがを2cm厚にスライス。
ちょっと長男を呼ぶ。

「このじゃがいも、中、何色だと思う?」
「え~なにこれ?え~紫。いややっぱり黄色!」

持ち出したじゃがいもはデストロイヤー。
カットすると黄色で
「ほら~」と長男は誇らしげ。

「じゃあ、こっちは?」
「うーん、これも黄色!」

ノーザンルビーをカット。
ピンク色の断面を見て

「え~ナニコレ!」

「じゃあ、こっちは?」
「え~わかんない…」

シャドウパープルをカット。

「すごい、紫色!!」

親子ともに満足した後(おそらく)、ゆがく。

刻んだ縞インゲンを息子たちに味見させる。

「美味しい!」と長男、次男まで言ってくれたが、三男はぺっと吐き出した。
三男は、まだ難しいときで、少し硬いだけで吐き出すところがある。

そのまま出そうとも思っていたけれど、やはりマヨネーズで和えることにした。

きゅうりを乱切りにして塩もみ。

フライパンに油をしき、粉にまぶしておいた銀鮭を焼いた。
う~ん6尾焼いておくか。

ピンポーン。

チャイムが鳴った。
20時に、私が帰ると伝えておいたので、その時間に合わせてきたようだ。

「じいじ~」と息子たちが駆け寄っていった。

「お。タガメか。タガメはすごいんだよな、蛇も食べちゃうんだよな。」とテレビを見て言う父。
「じいじ、何で知ってるの?」
息子たちが見ているのは録画した”ダーウィンが来た!?”だったので、
「あ、じいじも見てたんだ!」と長男がにわかに嬉しそう。

メンバーもそろい、義母が作ってくれてあった味噌汁を温めなおし、父と自分にサーブ。

「子供たちはあまり味噌汁飲まないので、食べちゃってね。」

お皿に盛りつけて、配膳。

「さ、ご飯だからテレビ消して!」

なかなかいうことを聞かないが、今日は父が来ているからか、魚が好きだからか、長男と次男はすんなり席についた。

三男は、気持ちが乗らないのか、席につかずおもちゃで遊び始めてしまった。