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いちごジャムのすすめ。

いちごが、いよいよ名残(なごり)の時期だ。
本来は初夏のくだものだが、日本では最需要期がクリスマスとひな祭りの時期になるので、11月後半~5月後半まで栽培する。
ハウスと、栽培技術が向上して、半年もの長い間、栽培するから、本来の旬といえども、木が(ツルが)弱り、果肉もやわらかくなり、味も落ちてくる。
巷でも、かなり安く、手に入りやすいお値段になっている。

そうなると、加工品の出番である。

―ジャム。

ジャムが無いと有るとでは朝食の息子たちのがっつき方が断然変わってくる。
とは言え、市販のものは、何かと添加物が多い。

愛用のきび砂糖と、店舗についたけれど、圧せなどでお客様には販売できないものを利用してジャムづくり。
帰宅が遅いので、夜な夜なつくる。

仕事モードで、元気なうちに、ガーっといちごをトリミング。
傷んだ箇所は取り除く。

いちごと同量のきび砂糖を入れる。
ごはんを食べている間に(30分くらい)、いちごから水分が出て、それだけで良い香り。
美味しそうだ。

鍋に入れて、ガーっと煮詰めていく。ホーロー鍋があると良いのだが…。

実は最近2回目。

前回はえらく時間がかかった。二時間くらい。
厨房長に教えを乞うと、水を加えてしまったことがまずかったのと、ザクザクと切りながら煮詰めると良いとのこと。
いちごのタネからペクチンと水分が出て早くきれいに仕上がる、とご教示いただいた。

木しゃもじでザクザク切っていると、たまたまいらしていたお義母様に、木しゃもじではなくて、すりこ木が良いとアドバイスされたので、さっそく使ってみる。

見る見るうちにとろみが出て、20分もしないうちに出来上がった。

前回よりも歩留まりも良く、色みも(きび砂糖使っているのに!)大変きれいに仕上がった。

長期保存する場合には煮沸した瓶に、ジャムが温かいまま入れていくが、残念ながら、我が家は長期保存しなくてよい。
あっという間になくなるので…。

翌朝。

早速、バターを塗っていちごジャムを塗って息子たち3人にサーブ。
やっぱり早い。
朝食がスムーズだと、保育園への送りもスムーズ。

途中で小学校に行く長男と別れ、下の二人を連れて保育園へ。

若干甘いものしか食べなくなっている下の二人が心配ではあるが、

「とーちゃんのイチゴジャム美味しいね!」

と言われると、嬉しいものである。
そして朝の支度がスムーズ。
これは本当に代えがたい。

一応、簡単ではあるが、
<作り方>
1.いちごをカット。ヘタと傷んでいる場所を取り除く。
2.ボウルに入れて、いちごがかぶるくらいに砂糖を入れる(いちごと同じ量が基本)。 グラニュー糖がきれいに仕上がる。私はきび砂糖派。
3.鍋に入れて、煮込む。 ※アクはとってもとらなくても良いと思う。その部分だけ食べてみればわかるが、別にまずくない。味は損ねない。
4.すりこ木でつぶしていく。
5.とろみがついたら(20分くらい)、タッパーなどに移して冷蔵庫で保管。