ベビーコーン? とまだまだハテナがつく野菜かもしれない。
とうもろこしは、イネ科の植物で1本の茎に成長するにつれて下から、穂を実らす。
最近では、とうもろこしを高品質化するために、間引きを積極的に行い(摘果)、ひとつの茎から1本のもろこししか収穫しない。
ベビーコーンとは、その間引きされたとうもろこしの未熟果のことを指す。
何度か、農家さんにこのベビーコーンの収穫を依頼したことがあるが、なかなか骨が折れるらしく、首を縦に振ってくれることは無かった。
ここにきて、レストラン関連での引き合いが強くなり、収穫の手間にもあうようになってきたのか、首を縦に振ってくれることも多くなってきた。
また、生食できるとうもろこしが流行したことで、品種も高糖度化し、ベビーコーンの美味しさも格段に上がった。
小林さんのベビーコーンは、「きみひめ」という山梨オリジナルの品種で、大変に甘い。
ベビーコーンもそのまま生で食べられる。
周りの皮が多く、実は小さいが、とても味が良いので、生でも焼いてもゆでても、美味しく食べられる。
店頭では、「ベビーコーンってとうもろこしが小さいの?小さい粒がついているの?」とまだ聞かれることもある。
「あ、いや、あの、中華丼とかに入っているやつです。」
新顔の野菜ですね。初夏に美味しい野菜のひとつです。