”色”はとっても重要なファクター。
野菜ソムリエのクラスでも以前ならったことがありますが、黄色いものはビタミンとか健康、元気をイメージさせるけれど、同時に”すっぱい”味を感じさせます(ピンクは甘い、とか水色ははっかとかミントを思わせるとか)。
同様に、青りんごはすっぱいイメージがあるようです。
でも実は、そんなことはありません。
日本で販売されている青りんごのほぼすべてがかなり甘い品種で、酸味を感じさせないものです。
代表格が王林。ちょうど、今が旬ですね。
王林はとてもすぐれた品種で、香りがとても良く、ジューシーで、糖度も15度前後で、酸味がほとんどないため、余計に甘く感じる青りんごです。
ただ、日持ちが悪く、果肉が3週間ほどでぼそぼそになってしまうのが唯一の弱点でしょうか。
その他の青りんごも、名月、青林、はるか、こうこう、トキ いずれも甘い品種ばかりです。
中には内部に蜜が入る青りんごも!(青林※写真、こうこう、まれに名月)
欧米を代表する「グラニースミス」という品種がかなり酸っぱいので、その味が定着してしまったかもしれません。
ぜひイメージに惑わされず、いろいろな品種を楽しんでみてください。