次男の初節句だったので、姉夫婦や親も呼んでお祝い。
妻が骨折しているにもかかわらず、料理を8名分用意してくれた。
食後に、かぶと型の特注ケーキを振る舞い、みんな満足だった。
3歳の長男と4歳の姪っ子は、エネルギーが有り余っているので、近くの公園でしばらく走り回ってもらった後、帰宅。
みんなが来るから、と取り寄せておいた内田さんのスイカを見せると、ほんの数時間前までおなか一杯だったのに、その大きさと存在感に
「食べる食べる~」
と、こどもたちが大はしゃぎ。
「この黒い縞々が栄養を運んでいる部分なんだよ。さわってみな。平らなようで、でこぼこしているでしょ。」
と長男に講義すると
「ほんとだ~でこぼこしてるね~。栄養満点だね~」と。
どこぞで覚えてきたのか、覚えたての『栄養満点』という言葉を繰り返した。
家庭用の包丁でやや苦労して切ると、断面がとても美しく、本当に緻密で、素晴らしいスイカだった。
ざくざくきって振舞うと
「初ものだ~」と家族中が喜んで食べた。
この時期のハウスのものなんて?とやや疑心暗鬼だった父も「これはウマイ」と唸る。
「私スイカ苦手なんだけどこれは食べれる。」と妻。
こどもたちは・・・。
黙々と食べる食べる。
長男はここまで。
姪っ子はよほど気に入ったのか、とてもきれいに食べてくれた。販売者冥利に尽きるというものだ。
「さっきのケーキとどっちが美味しかった?」といたずらっぽく聞くと
「スイカぁ~!」と答えが返ってきた。またまた嬉しい。
ウリ科の植物は、根が貪欲で、土から栄養分をたくさん吸収し、いくつも実をならせる。ところが、それが味のバラツキを生む。かぼちゃもメロンも同様だ。それゆえ一株一果。内田さんは、高級メロンと同じく、一株から一玉しかスイカを作らない。
また、一斉収穫が普通だが、着果棒を立ててきちんと日数管理して、熟度ののったものだけを順番に収穫している。
さらに、「りょくけんさんには良いものだけを送ってますから。」と内田さん。畑でひとつひとつ玉をたたき、見極めてから出荷してくださっている。
美味しいはずだ。
リピート率が高く、一度お買上いただいたお客様は、一年に何回も買ってくださっている。
また、今回たまたま分かったことだが、日持ちがとても良い。カットしてからも、緻密な果肉が保たれて、糖度の落ちがほとんど感じられなかった。
大玉なので、半分にカットして、ラップでぴたりと包み、冷蔵庫で保管すると7日~10日間くらいは十分美味しくお召し上がりいただける。
ぜひ、この春のスイカを多くの方に味わってほしい。