妻と息子二人と一緒に、ホールボディカウンターというものを受けてきた。
放射線の内部被曝を測る検査で、白い重厚なイスに5分ほど座っているだけだった。
こどもの甲状腺も心配なので、あわせて受検した。
結果を待つ間、本当に大丈夫か、とても緊張した。
自分はともかく、3歳の長男にのう胞があったら、と気が気でない。
院長室に呼ばれ、妻とこどもと入った。
検査値は、細胞分裂の割合を測定したもので、
その割合が大きければ大きいほど、放射線の影響が出てきることになる。
結論を言うと、家族全員、許容値、ということであった。
長男は、やや高めの数値であったが、
3歳と言う新陳代謝が激しい年であること、
インフルエンザにかかった後だから、ということだった。
甲状腺も、全員無事。
ただし、長男だけは、定期的に受検したほうが良い、とのことだった。
先生曰く、「水、魚、野菜は気をつけたほうが良い。特に太平洋の魚は、もう食べられない。」と。
最後の最後に、自分の職業を伝えた。
「実は、野菜を扱っているんです。たまたまですが、関東の野菜の扱いが少なくて、すべて産地直送で手配しているんです。」
「それは良いお仕事をされてましたね。ラッキーでした。」
私の家族は、ほぼりょくけん野菜しか食べていない。
水は買っている。
家族はもちろんだが、弊社の先にはお客様がいて、同じ野菜を食べていただいている。
少しは世の中のためになっているのかな、と少し嬉しくなった。