「ちょっと見て欲しいマンゴーがあるのだけど、送って、見てもらってよいか?」
国産バナナで数年前にお世話になった宮崎の遠山さんから電話をいただいたのは、昨年の7月だった。
「『珍しい苗だ』って分けてもらったんだけど、その人も『品種は分からねえ』って言うんだ。だから、見て欲しくて。皮は黄色なんだけど。」
ちょうどゆりい菓の立ち上げのために、マンゴーの品種をかなり調べた後だったので、どの本やサイトを参照すれば良いのかは把握していたので、ぜひ送ってください、と依頼した。
まさか「アルフォンソ」※では?と少々期待しながら。
皮の色も、赤、黄色、緑がある。
食べてみると、酸味が驚くほど少なく、甘みがとても濃い。アーウィンと良く似た風味。重さと形状とその食味から、アーウィンと親を同じくする「ゴールデン リペンス」という品種だと分かった。
資料を見ると、食味は”極上”の評価。
結論を遠山さんに報告すると
1週間前に食べた輸入もののマンゴーは、歯にスジが挟まって仕方なかった。
それとは比べ物にならないほど、とろけるような果肉。歯にスジなど入りようがない。
酸味は少なく、甘みが濃厚。まるで砂糖の様に甘い。
一年越しの新商品。マンゴー好きな方はぜひ。
■完熟ゴールデンマンゴー 宮崎県産 約1kg(2~3玉) 5,775円
販売はこちら http://shop.ryokuken.co.jp/products/detail.php?product_id=119
※アルフォンソ …500品種以上あるマンゴーの中で、世界一の品質といわれるマンゴー。インドが主産地。皮が薄すぎるため、輸送に耐えられず、門外不出の品種になっている。日本でもピューレになったものは手に入れられる。