りょくけんの3月の風物詩でもあるパイナップルの入荷が始まった。
産地は、台湾。
20年も前から、前会長 永田 照喜治と、台湾の企業家 張さんがタッグを組んで研究を重ね、今の味が出来上がった。
パインの栽培には、1年と7ヶ月がかかる。
栽培期間に見合う大きさにするため、当時は、肥料や生長促進剤(ホルモン剤)で、大きな玉を作るのが一般的だった。
先に生長する芯の部分が、果肉が食べられる頃には、すでに老化が始まり、硬くて食べられない。
もともと、アフリカやブラジルが原生地。誰も肥料はやらない。
そんな発想から、始まったのが、台湾産のりょくけんの完熟パインアップルだ。
ひどくやせた、石ころガラガラの土地で、じっくり、時間をかけて育てる。
葉が赤くなるのは、パインが肥料切れを起こし、紅葉するから。
こうして育ったパインは、市販のパインの2/3~半分くらいの大きさだが、中身が濃く、芯が食べられる。
したがって捨てる部分も少ない。
カットするのも楽だ。頭とお尻を切り、縦に八等分する。スイカのようにがぶりつくのもアリだ(現地ではそうするらしい)。
今年最初の入荷のパインは、最も甘いお尻の部分で、14.9度。18度くらいにはなるから、少し低めだったが、食味はすこぶる良い。例年はあまり美味しさが乗らない頭の部分でも、十分に甘く、お尻の部分は、ジューシーでとても甘く、変な表現だが、缶詰のパインのようだ。
通販のスタッフに試食を持っていく。昨年立ち上がった(株)りょくけん東京の通販※なので、初めて食べる方ばかり。反応を楽しみにしていると、
「おお~」
「今の、芯入ってたんですか!?」
「あ、ほんとだ、全然気にならない、ていうか美味しい~」
「お客様が、お待ちになっているわけですね※。」 etc..
4月末までの長いシーズンをお楽しみいただける。ぜひ。
■完熟パインアップル 1玉(1kg以上) 735円 2.5kg(2~3玉) 1,995円など
http://www.211831.jp/tuhan/tuhan.php?mode=detail&p_code=42177&m_code=1&test=0
※りょくけん通販は、20年ほどトマトを中心に販売してきました。常連のお客様が多く、毎年、楽しみにお待ちいただいている方が多いのです。