じゃがいもの原生地であるアンデス高原でも、特に高値で取引される黄肉小粒品種がありました。噂を聞きつけた北海道の育種センターの方が、日本でも栽培できるように改良したのが、インカのめざめです。
当初、大きさが小さく、収穫量が見込めず、芽が出やすいことから、まったく推奨されませんでした。
ところが、栽培をし、世に出てみると、その食味から人気になり、今では、苗がまったく不足するようになってしまいました。
昨年から、契約農家である北海道の廣田父子にお願いし、栽培していただいています。
「あれは、割りに合わないね。」と言われてしまうのですが、「そこを何とか!」と毎年ご納得していただいています
収穫は9月ですが、即、芽が出るので、出荷前に除去し、4ヶ月ほど寝かしてようやくお客様にお届けできる状態になりました。シワシワで小粒ですが、ふかして(電子レンジでも!)、お気に入りの塩とオリーブオイルをたらすだけで、絶品のお料理になります。