ふと気づくと、北海道のキャベツが美味しい。

今のキャベツは、北海道でも太平洋側の、「むかわ」というところから出荷している。ししゃもが有名で、町にも、どこかそんな香りが漂っている。

要は、海のすぐ近くで、キャベツの栽培にはぴったりの場所なのだ。

あいにく、台風が席巻していて、ちょうど昨晩、風雨がピークだったが、むかわでは、大きな被害は無く、事なきを得た。畑はやや水に浸かっていたが、間もなく水は抜けるだろうとのことだった。

りょくけんでは、除草剤不使用を「是」としているから、畑に行くと、草がぼうぼうに茂っていることが多い。あれほど繁茂していても、健康に育てることで、もう、雑草たちには負けないのだという。むかわのキャベツ畑も例外でない。

「面倒だし、金もかかるから。」　と生産者の綱木さんが口をヒュイっと左に上げて、言い放つ。

それも真実だ。とかく農薬を嫌がる方が多いが、生産者だって、その農薬をかぶるわけで、散布するのだって手がかかるし、タダではない。農家さんも、実はかけたくてかけるのではない。

10月に入ると、夏場こそ、北海道ものを扱っていたヴェンダーさんたちも、コストを重視して、近在の産地に切り替えていく。ところが、暑い盛りに育った苗は弱く、味はなかなか上がって来ない。だから、りょくけんでは、北海道ものを、この時期も扱う。秋の訪れが早く、短い。朝夕の冷え込みが、野菜の旨さを育むのだ。

この時期も、北海道ものにこだわる理由。このキャベツを食べていただければ、きっと分かっていただけるはずだ。

■キャベツ　北海道産　1玉　399円（税込）　1/2玉　210円（税込）

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北海道フェア　開催予定　　10月21日（金）～10月31日（月）まで　　北海道産の野菜にフォーカスをあてて、お惣菜メニューを展開します。青果の配送なども承ります。ぜひご来店くださいませ。