夜中に仕事をしていると、銀座店のスタッフさんからメールをいただいた。本日初入荷となったポンカンについて、早速、感想を送ってくれたのだ。 香り良く、甘みが良い~、とのこと。
金柑やデコポン(不知火)、山見阪ネーブルなど、大人気の他の柑橘の中にあって、ポンカンは、正直、地味な商品だと思う。
がしかし!実は美味しいポンカンは本当に美味しい。
曲がりくねった紀州路を上がった山の上。急斜面で育つポンカンは、日当たりが良く、水はけもよいことから、とても食味が良い。簡単に言ってしまったが、収穫や栽培は足場が悪いから、かなりの重労働なのだが、その見返りは十二分にある。手で皮が剥け、食べやすい。種があるのを嫌う方もいるだろうが、種無しのポンカンは非常に味気ない。さっぱりした味になってしまう。
デコポンやはるみといった有望新品種の親となったくらいなので、もともと優秀な柑橘なのだ。手に移るであろう「残り香」を楽しみつつ、ぜひ見逃さず召し上がって欲しい。
■ポンカン 和歌山県産 生産者 橘徳次郎さん 1袋 630円(税込)