朝、厨房に行くと、目を真っ赤にはらした厨房料理長の姿が…。厨房所属の社員さん3名ともに徹夜したとのこと。
そう、目下、一年を通じて、最大のイベントである「クリスマス」なのだ。特に、お店のある銀座界隈のクリスマスの賑わいはすさまじく、初めてクリスマスの店頭に立ったときには、そのお客様の雰囲気と数に圧倒されたものだ。今年も、その時期がやってきたわけだ。内輪事だが、この数日のために、店長、副店長、料理長以下、6月から計画を練ってきたので、なんとなく、感無量だ。りょくけん銀座店厨房スタッフが愛情こめて作成した渾身のメニューを以下にご紹介したい。
■しあわせ香る苺の冠タルト 2940円(税込) 2~4名分
昨年に引き続き、苺が主役のタルトをご用意。このタルト、実は作るのは容易でない。生産者を限定して苺を調達しているので、時期によって、大きさも違うし、はたしてクリスマスの日に収穫できるのか?という問題もあった。市場で仕入れるのと違い、農家さんから直接仕入れる産地直送の難しい面だ。タルト生地に使う小麦粉もポイントで、外国産の小麦粉と国産の小麦粉は、グルテンの性質が違い、強力粉に近いため、サクサクしたタルト生地を作るのは至難の業だった。今年は生地だけ取り上げても、かなり美味しいものに仕上がった。もう一工夫ある。白インゲン豆だ。一般的に、タルト生地の中身には、小麦粉やアーモンドパウダーを使ったものをフィリングにする。料理長のふとしたアイディアで、今年は白インゲン豆とバター、卵、小麦粉を使用してフィリングにした。かいつまんで言うと、洋風の「白あん」だ。これが不思議なほど、カスタードクリーム、苺、タルト生地と合った。実に美味しい組み合わせになっているので、召し上がって欲しい一品だ。
■りょくけんクリスマスサラダ 840円 約2名分
たべごたえのある、特別なサラダを、と開発した。リーフ系のサラダの上に、ふんだんに根菜やブロッコリーをちりばめた。ドレッシングはゴママヨ。クリスマス限定品。
■大雪かぼちゃのニョッキ 630円 1名分
何かおなかにたまるものも欲しいよね、と考えて、「かぼちゃのニョッキ」。冬のイチオシ「大雪かぼちゃ」をふかしてすりつぶして小麦粉とあわせる。いかにもりょくけんらしいパスタにしあがった。かぼちゃの甘みと、クリームベースのソースがベストマッチ。
■カプレーゼブッファラ 980円 1名分
イタリア産の水牛モッツァレッラとりょくけんトマトの美味しい出会い。ドレッシングは、その二つの味を邪魔しないシンプルな「ピンツィモーニオ風」。イタリアでは、冬は温めたバーニャカウダ、夏はもっぱらこのピンツィモーニオなのだそうだ。良質なオリーブオイルに、塩を入れてかき混ぜただけのもの。その器に野菜をつけながら食べる。これがピンツィモーニオ。りょくけんではそれをドレッシングにして添付しました。モッツァレッラの食感と塩っけ。トマトの甘さ。オリーブオイルの風味が、三位一体になって、とても美味しいサラダです。
■野菜と茸のクリームシチュー 420円 1名分
寒い日には具だくさんの温かいスープが美味しいですよね。動物性の餌を一切与えずに育てた健康なジャージー牛から搾った牛乳と旬のブロッコリー、じゃがいも、人参などおなじみのお野菜を加えてクリームシチューに。安心する美味しさです。
■ロイヤルフルーツカクテル 714円/100g
静岡のアールスメロンをふんだんにあしらった贅沢なフルーツカクテル。苺や、国産ネーブル、めずらしい赤いキウイを、酸化防止剤不使用ワインと有機ブラウンシュガーであえました。それぞれのくだものが互いに自己主張しあっていて、とっても美味しい。クリスマス限定のメニューです。
期間限定、数量限定のメニュー。お見逃し無く。