北海道の内陸、「比布(ぴっぷ)」という場所で、まじめに作られているメロンがある。土壌は砂。メロンの原生地は、中央アジアの乾燥した砂漠周辺と言われる。そのため、乾燥して昼夜の気温差が大きく、土壌が砂地の比布は、メロン栽培の適地のひとつとなっている。10年ほど前までは、大きな産地であったが、生産者さんはかなり少なくなってしまった。
「今は隣の菅原さんと私だけだけになってしまいました。」と佐藤さん。
「札幌レッド113」という品種で、果肉の質が良く、糖度も高い。この地域は秋が旬ということも、大きな他産地がなく、価値がある特徴だ。
お尻を押して、グッとやわらかくなっていれば、食べごろ。熊本から始まったりょくけんのメロンも、いよいよ一年で最後の産地になる。お見逃しなく。