北海道余市の安芸さんから、プルーンのサンプルがお店に届いた。酸味と甘みのバランス良く、早く始めたいと店長の言葉。
早速、安芸さんに電話してみると、「今の品種※は、ちょうど今が完熟の状態だから、資材を届けてもらえれば発送しますよ。」
完熟プルーンの始まりは一昨年に遡る。私の上司が取引先の方を、安芸さんに畑に連れて行った時に、たまたま樹になっているのを食べ、非常に美味しかったと、聞いたことからだ。私もすぐに店頭に送っていただき、販売を始めた。ところが、出荷用に穫る熟度と、上司が畑で食べたような熟度は、違う。そのことに気づいたのは、シーズンの終わりに、安芸さんから送っていただいたおすそ分けを会社で食べたとき。「あ、これが部長の言っていたプルーンの味だ。」
百聞は一食に如かず。
社長がよく言う言葉だが、それを実感した瞬間だった。そのことがあって、昨年より、あの、熟度で出荷していただくように安芸さんにお願いをし、りょくけん松屋銀座店でデビューさせた。
流通の過程で、やわらかく熟したプルーンは、ぶつかりあって、傷つけあうから、傷んでしまう。また、熟度を高くすると、出荷する時期が短くなるから、たいていの農家さんはやりたがらない。
トマト用の資材を安芸さんに送り、ひとつひとつのトマト用の穴にプルーンを入れ、箱の中でぶつからないようにセットしてもらった。これで、かなり良い状態で東京にも着くようになった。それでも2、3は不良が出る。ダメな部分を切り落とし、食べられる部分をお客様に試食として食べていただいた。当然好評…!
優れた栄養価が注目されがちのプルーンだが、完熟したものは本当においしい。未熟なものとは比較にならない。―高い糖度。やわらかな食感。ほのかな酸味。
「健康のため。」ではなく、「おいしいから。」と選んでほしい、そんなくだもののひとつだ。明日(7日金曜日)出荷してくれると言うから、9日日曜日には店頭に並ぶはず。今から楽しみだ。
■完熟プルーン 1p 504円(税込) 9月9日~10月上旬
※プルーンにはたくさんの品種があり、数種類植えることで、長期出荷を可能にする(1品種で出荷は7日~10日くらい)。安芸さんの圃場でも6種類がある(スタンレイ、プレジデント、トレジデー、スウィートワン、パープルアイ、プチュール)。
※安芸さんのその他のくだもの。
■西洋梨(ブランデーワイン) 10月上旬~
■西洋梨(グランドチャンピオン) 10月中旬~
■ナイアガラぶどう 9月下旬~
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■アカネりんご 10月上旬~
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